東京外国為替市場で円が153円台前半に上昇、米経済減速懸念が背景に
週明けとなる2026年2月16日、東京外国為替市場の円相場は1ドル=153円台前半で取引されました。午前10時現在のレートは、前週末比で27銭の円高ドル安となる1ドル=153円12~15銭を示しています。ユーロ円相場も30銭の円高ユーロ安で、1ユーロ=181円60~67銭となりました。
米経済減速懸念からFRB利下げ観測が強まる
市場では、米国経済の減速懸念が高まっていることが大きな要因です。これに伴い、連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを継続するとの観測が強まりました。その結果、日米金利差の縮小が意識され、投資家がドルを売って円を買う動きが先行しました。この動きは、為替市場におけるリスク回避の姿勢を反映していると見られます。
中国春節連休と米祝日で市場は手控え気味
また、中国が春節(旧正月)の連休に入り、米国でも16日が祝日となるため、市場参加者の間では積極的な取引が手控えられている状況です。外為ブローカーからは、「市場全体が慎重な姿勢を取っている」との声が上がっています。これらの要因が重なり、流動性が低下し、相場の動きが限定的になっている側面もあります。
今後の展開としては、米国の経済指標やFRBの政策動向が注目されます。特に、利下げ観測が実際の政策にどう反映されるかが、為替市場の方向性を左右する重要なポイントとなるでしょう。日本側では、日銀の金融政策や国内経済の動向も相場に影響を与える要素として監視が必要です。