東京都は2026年度の予算案を公表し、一般会計の総額が過去最大となる9兆円を超える見通しであることが明らかになりました。これは前年度比で約5%の増加となり、子育て支援の拡充や防災対策の強化に重点的に配分されます。
子育て支援の拡充
子育て支援関連では、保育所の待機児童解消に向けた施設整備費や、小児医療費の助成拡大などが盛り込まれました。具体的には、認可保育所の新設や増設に対する補助金を増額し、2027年度までに待機児童ゼロを目指すとしています。また、0歳から18歳までの医療費無償化を段階的に実施する方針で、初年度の2026年度には対象年齢を拡大します。
保育士の処遇改善
保育士の不足解消のため、給与の引き上げや研修制度の充実にも予算を割り当てます。東京都は、保育士の月収を平均で3万円引き上げることを目標に掲げ、2026年度中に実現するための補助金を計上しました。
防災対策の強化
防災面では、首都直下地震や風水害に備えたインフラ整備に重点投資します。老朽化した橋梁やトンネルの耐震補強工事を加速させるほか、避難所の機能強化として備蓄倉庫の整備や非常用電源の導入を進めます。
都民参加型の防災訓練
また、都民の防災意識向上を図るため、地域単位での防災訓練への補助金を新設。自治会や町内会が主体となった訓練を支援し、災害時の共助体制を強化します。
経済対策と環境施策
経済対策としては、中小企業のデジタル化支援や観光振興策に予算を配分。環境分野では、2050年カーボンニュートラル達成に向けて、再生可能エネルギーの導入促進や電気自動車(EV)の普及支援を継続します。
この予算案は、今後の都議会での審議を経て、2026年4月からの執行が予定されています。



