MBSの料理情報番組「水野真紀の魔法のレストラン」(水曜午後7時)が、3月4日の放送で記念すべき1000回を達成する。2001年4月の開始から25年にわたり、俳優の水野真紀が「オーナー」として番組の顔を務め、関西を中心とした食の魅力を伝え続けている。
番組の歴史とコンセプト
「食は人を幸せにする」を合言葉に、この番組は繁盛している関西の飲食店や人気メニュー開発の舞台裏、有名料理人の転機などを、綿密な調査とロケを通じて紹介してきた。シェフが腕を振るう料理コーナーも重要な柱の一つであり、視聴者に実用的な情報を提供している。
演出担当の赤井直樹氏は、番組の特徴について「3000円以下のメニューを中心に紹介するなど、おいしさだけでなく、お得感を重視している」と説明。初代プロデューサーの本郷義浩氏は、時代の変化に合わせた柔軟な対応を振り返り、「リーマン・ショックが起きた後は、500円ランチ企画も実施した」と語る。
1000回記念スペシャルと今後の展望
1000回目の放送は2時間スペシャルとして企画され、食のプロ100人が選ぶ「後世に残したい」人気店15選のランキングを発表する。水野真紀は9日の収録で、番組の未来について「2000回を目指したい」と笑顔で語り、共演者から励ましの声が寄せられた。
収録後、水野は読売新聞の取材に応じ、「食は安く楽しめるエンターテインメントです。これからも、見ている方の気持ちが満たされ、人とつながる番組であり続けたい」と強調。番組が単なる料理紹介を超え、視聴者の心を豊かにする役割を果たしていることを示した。
25年の歴史を経て、「魔法のレストラン」は関西の食文化を支える重要なメディアとして定着。今後も地域に根ざしたコンテンツを提供し、さらなる成長が期待される。