葛飾区の伝統工芸士・青山弥生さん、江戸切子で自由な光を表現
葛飾区の伝統工芸士・青山弥生さん、江戸切子で自由な光を表現

江戸切子の新たな表現を追求する青山弥生さん

東京都葛飾区で活躍する伝統工芸士、青山弥生さん(43)は、江戸切子の技法を用いて、天気雨や炭酸の泡など自然現象をモチーフにした独創的な作品を生み出しています。作品「光雨(こうう)」は、しずくのような模様が並び、天気雨の情景をイメージさせます。一方、「ソーダ」は炭酸の弾ける泡のきらめきを表現しており、細やかな模様と淡い色合いが織りなす光の透過が楽しめます。

伝統工芸士としての歩み

江戸切子は江戸時代後期に始まったとされる国の伝統的工芸品で、現在国内の職人は約100人、そのうち女性は約2割です。青山さんは「手でものづくりがしたい」との思いから、2008年に未経験ながら江戸切子の製造販売会社「清水硝子(ガラス)」(東京都葛飾区)に入社しました。2024年には全国伝統的工芸品公募展で経済産業大臣賞を受賞し、2025年に独立しました。

独自の技法とモチーフ

一般的な江戸切子では、まず枠を削り、その枠内に模様を切りつけていきますが、青山さんは枠で囲わず、削ってできる模様や形を自由に組み合わせる独自のスタイルを採用しています。「モチーフは自然現象が多い。キレイだな、おもしろいなって思ったものを江戸切子で試したくなるんです」と語ります。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

現在の活動

現在は清水硝子の工房の一角を間借りし、制作に励んでいます。「自分のやりたいことに思いっきり時間が使えるのが幸せです」と話す青山さんは、江戸切子のように輝いています。作品は銀座・和光、日本橋三越本店、青花堂品川プリンスホテル店、The Okura Tokyo店などで取り扱われており、現在7種類を販売しています。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ