J1リーグ西地区の名古屋グランパスは3日、敵地で長崎と対戦し、永井謙佑の2得点で逆転勝ちを収め、西地区2位に浮上した。前節から先発メンバーを全員入れ替える大胆な采配が奏功し、控え選手たちの奮闘が光った。
永井の2発で逆転
試合は前半29分に長崎に先制を許したが、名古屋は直後の35分、永井がペナルティーエリア外から右足で放ったミドルシュートがゴール左上隅に突き刺さり、同点に追いつく。後半9分には、相手DFの処理ミスを見逃さず、冷静にループシュートを決めて勝ち越しに成功した。
37歳のベテランが牽引
この日キャプテンマークを巻いたフィールドプレーヤー最年長の永井(37歳)は、「打って終わりたかった。入ろうが惜しかろうが、チームに勢いをもたらせたらと思った」と振り返る。その言葉通り、2本のシュートでチームに勢いをもたらした。
全員入れ替えの決断
名古屋は中2~3日で続く5連戦の3試合目。敵地への長距離移動も考慮し、ペトロビッチ監督は前節から先発を全員入れ替えた。うち7人が今年初先発だった。指揮官は「メンバーが変わって負けたと言われたくない」と選手にゲキを飛ばし、選手たちは反骨心を持って逆転劇を遂げた。
体を張った守備で逃げ切り
終盤は長崎に押し込まれる時間が続き、後半だけで11本のシュートを浴びたが、ゴールラインぎりぎりでのクリアなど体を張った守備で無失点を堅持。小野選手は「勝ちたい気持ちが体を動かした。みんな人格が変わるぐらい気合を入れて叫びまくった」と語り、敵地の大声援にも屈しなかった。
指揮官も称賛
ペトロビッチ監督は試合後、「うれしいサプライズだった」と選手たちを称賛。主力組が2月に1-3で敗れた相手に対し、控え組が見せた意地は、チームにとって大きな価値のある1勝となった。



