石油依存の代償露呈、中東情勢悪化でADB総裁が警告
石油依存の代償露呈、中東情勢悪化でADB総裁

アジア開発銀行(ADB)の神田真人総裁は3日、ウズベキスタン・サマルカンドで開催されたADB年次総会に合わせて記者会見を行い、中東情勢の悪化に伴う石油供給不安について言及した。神田総裁は「過度な依存がもたらす代償を露呈させた」と述べ、アジア各国が中東産石油に依存するリスクを改めて指摘した。

アジア太平洋地域への深刻な影響

神田総裁は「アジア太平洋地域は中東情勢の悪化の影響を最も深刻に受けている」と強調。価格高騰は燃料にとどまらず、輸送費や食料、肥料などの幅広い分野に波及していると説明した。さらに、この状況は地域の経済成長や安定に大きな脅威となっていると警鐘を鳴らした。

電力網と通信網の整備支援を表明

こうした中、ADBはアジア太平洋地域の途上国に対して、電力網と通信網の整備を支援する方針を表明。神田総裁は、エネルギー安全保障の強化と持続可能な発展に向けた取り組みの重要性を訴えた。

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