第22回新聞切り抜き作品コンクール、小中高生24人が輝く 未来は自分で形作るもの
子どもたちがテーマに沿って新聞記事を集め、大きな作品を制作する「第22回新聞切り抜き作品コンクール」(東京新聞主催)の表彰式が、2月15日に東京都千代田区の東京新聞本社で開催されました。小中学生、高校生の3部門において、最優秀賞や優秀賞を受賞した児童生徒24人が出席し、喜びを分かち合いました。
首都圏から1861人の応募、現代の課題を考察した1184点の力作
このコンクールには、首都圏の27校から合計1861人の児童生徒が応募し、戦後80年やコメ問題、生成人工知能(AI)など、現代社会が直面する重要な課題を深く考え抜いた作品が1184点寄せられました。審査員は、これらの作品から次世代のエネルギーを感じ取ったと評価しています。
中学生の部で最優秀賞を受賞したのは、芝浦工業大学柏中学校3年生の伊藤来実(くるみ)さんです。テーマ「未来の自分を考える~人生、100年の生き方と社会~」に取り組み、伊藤さんはスピーチで次のように語りました。
「記事を集めて社会の変化を学び、自分ならどのような選択をするかをまとめました。未来は、自分の考えや行動の積み重ねによって形づくられていくものだと強く実感しました」
審査員が強調する情報リテラシーの重要性
審査員を務めた日本NIE学会常任理事の尾高泉さんは、講評の中でスマートフォンなどで簡単に入手できる情報の偏りに警鐘を鳴らしました。
「何かを調べる際には、知らないことが記載されている可能性のある資料に自ら近づく姿勢が大切です。子どもたちの作品からは、そのような探求心が感じられ、非常に頼もしく思いました」
このコンクールは、新聞を教材として活用するNIE(Newspaper in Education)活動の一環として実施されており、子どもたちの批判的思考力や情報リテラシーの育成に貢献しています。受賞者たちは、自身の作品を通じて社会への関心を高め、未来への展望を広げる貴重な経験を得たようです。