インフルエンザ感染者数が急増、警報レベルを2週連続で超過
厚生労働省は2月16日、全国約3千の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者数に関する最新データを発表しました。それによると、2月2日から8日までの1週間における感染者数は合計16万4744人に達し、1機関当たりの平均感染者数は43.34人となりました。
この数値は前週と比較して1.44倍の大幅な増加を示しており、感染者数は5週連続で増加傾向が続いています。特に注目すべき点は、警報レベルとされる1機関当たり30人を2週連続で上回ったことです。これにより、インフルエンザの感染拡大が深刻な段階に入っていることが明らかになりました。
今シーズンで過去最高レベルの水準に
今回の1機関当たり43.34人という数値は、今シーズンにおいて過去最高だった昨年11月17日から23日までの51.12人、および翌週の44.99人に次ぐ高水準となっています。このことから、インフルエンザの流行が再びピークに近い状態にあることが伺えます。
厚生労働省の関係者は、感染拡大の背景について詳細な分析を進めています。今シーズンは当初、A香港型(AH3型)ウイルスの新たな変異株が拡大していましたが、昨年末以降は状況が変化しています。
B型ウイルスの検出割合増加が感染拡大の要因
最近の調査では、B型ウイルスの検出割合が増加傾向にあることが判明しています。この傾向は感染拡大に直接的な影響を与えている可能性が高いと専門家は指摘します。特に問題となっているのは、A型にかかった人が、その後B型に再感染するケースが見られることです。
このような複数の型への感染リスクが重なることで、感染者の数がさらに増加しているとみられています。B型ウイルスが広がった影響で、全体としての感染拡大が継続している状況です。
厚生労働省は、引き続き感染状況を注視し、必要に応じてさらなる対策を講じる方針を示しています。国民に対しては、手洗いやマスクの着用など基本的な感染予防対策の徹底を呼びかけています。