災害時にマンホールに直接取り付けて使用できる「マンホールトイレ」の認知度向上を目指し、北九州市上下水道局は7日、同市戸畑区の夜宮公園で開催された「とばた菖蒲まつり」の会場に実際にトイレを設置し、来場者に利用を促しました。
マンホールトイレの特徴
マンホールトイレは、通常の作業員用の蓋ではなく、「災害用トイレ」と表示された小型の蓋を開けて設置します。簡易ポンプを使って直接下水管に汚物を流す仕組みで、くみ取り式の仮設トイレに比べて臭いが気になりにくく、段差がないため高齢者でも利用しやすいのが特徴です。
導入の経緯と実績
北九州市では、2011年の東日本大震災を機にマンホールトイレの必要性が検討され、2015年から本格的に導入されました。現在、広域避難地に指定されている市内11か所の公園に設置可能で、2024年の能登半島地震では石川県七尾市への支援にも活用されました。
まつりでの実演
この日は4基のマンホールトイレが設置され、祭りの来場者が実際に使用しました。北九州市上下水道局の担当者は、「災害はいつ起こるかわからない。実際に使ってみることで、知る機会になれば」と話しています。



