島根原発2号機で模擬部品を30年間誤装着、冷却効率に影響の可能性
島根原発2号機で模擬部品を30年誤装着、冷却効率に影響か

中国電力は30日、定期検査中の島根原発2号機(松江市)において、原子炉内の燃料を支える金具の一つに、動作確認用の模擬部品を1995年に誤って装着したまま、約30年間気づかなかったと発表した。この模擬部品により、冷却水を通す穴の大きさが設計値の半分以下に狭められており、中国電力は事故時の燃料冷却効率に影響を与えた可能性があるとして、原因を調査している。

模擬部品の装着状況と影響

模擬部品が使用されていたのは、全560体の燃料集合体のうち4体を支える金具である。設計上、冷却水を通す穴の直径は61.72ミリ必要だったが、実際には30ミリしかなかった。この問題は、40年を超える運転に必要な特別点検に向けたデータ採取の準備中に判明した。

中国電力が確認したところ、この金具が支える燃料集合体1体が約5カ月間、冷却機能に関する社内基準を満たしていなかった。ただし、当時の運転に影響はなかったとしている。

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今後の対応

中国電力は、1995年以降の運転期間中における冷却水の影響についても評価をやり直す方針である。また、再発防止策を検討し、同様のミスが発生しないよう徹底する。

島根原発2号機は、現在定期検査中であり、営業運転再開は2026年9月を予定している。今回の問題が再開スケジュールに与える影響は不明だが、中国電力は安全最優先で対応するとしている。

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