富山市森2丁目の住宅街で4月29日午後7時45分ごろ、近所に住む40代の女性がクマに襲われる事件が発生した。富山市の発表によれば、女性は顔や頭、首などを引っかかれて重傷を負い、現在治療を受けている。
事件の概要と対応
富山市や県警、猟友会は30日早朝からクマの捜索を開始。午後1時前に近くの雑木林内で発砲し、駆除した。駆除されたクマはオスで、体長約1.2メートルだったという。富山県内でのクマによる人身被害は今年初めてとなる。
女性は犬の散歩中に用水路から突然現れたクマに襲われたと説明。助けを求める声を聞いた近隣住民が110番通報した。
現場周辺の状況
現場は富山市役所から約6キロ北の住宅街で、神通川の右岸に位置する。岩瀬スポーツ公園や萩浦小学校など教育施設が多く集まる地域だ。市教育委員会によると、現場近くの萩浦小学校、岩瀬小学校、岩瀬中学校の3校で登校時間を1時間ほど遅らせる措置が取られた。
市などは県警のヘリコプターで上空から捜索。女性が襲われた場所から約250メートル離れた雑木林で動物の熱源を感知したため、藤井裕久市長が午前11時51分に「緊急銃猟」を許可した。
猟友会9人と警察官8人が周辺を警戒し、安全を確保しながら駆除作業を進めた。市は今後、クマの出没防止策を強化するとしている。



