岩手県大槌町で発生した山林火災について、町は2日午後1時に「火は消防の管理下に入った」として鎮圧を宣言しました。4月22日の発生から11日目となり、これまでに町の面積の8%にあたる計1633ヘクタールが焼失しました。
鎮圧の定義と意味
釜石大槌地区行政事務組合消防本部によると、鎮圧とは火の勢いが拡大する危険性が排除できた状態を指します。完全に火が消えた状態を示す「鎮火」の一つ手前の段階で、山火事の場合、地表の下でくすぶる火種を取り除き、立ち上る煙がなくなった時などに宣言されます。
火災の経過
火災は4月22日午後、山間部の小鎚地区で最初に確認され、その2時間半後に沿岸部の吉里吉里地区でも発生しました。地元消防に加え、各地からの応援部隊「緊急消防援助隊」が現地に入り、上空からの消火に当たった自衛隊なども合わせて総勢1600人規模で消火活動を続けてきました。
避難指示の解除と被害状況
現地で雨が降ったこともあり、町は4月29日に町内の避難指示の大半を解除し、翌30日には全域で解除しました。一時は市街地の住宅や学校のすぐ裏まで火が迫りましたが、延焼は食い止められました。今までのところ、けが人は避難所での転倒など2人。建物への被害は出火現場近くの住宅1棟を含め、物置や牛舎など計8棟でした。



