西日本シティ銀行(福岡市)は2026年4月30日、同行の行員が支店内を撮影した画像や動画をSNS上に投稿していたことを明らかにした。これらの投稿には顧客の個人情報が含まれており、すでにインターネット上で拡散が続いている。同行は公式ホームページ上で「心から深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
行員が投稿した内容と拡散の状況
同行の発表によると、問題の行員は下関支店の執務室内で撮影した画像を、SNSアプリ「BeReal.(ビーリアル)」に投稿した。画像や動画には、顧客7人の氏名が記載されたホワイトボードが映り込んでいた。この投稿は第三者によってX(旧ツイッター)で拡散され、中には4月30日午後1時時点で1000万回以上閲覧されているものもある。
同行の対応と今後の措置
西日本シティ銀行は「個人情報の対象となった方には個別にお詫びとご説明をする」としている。また、再発防止策として、行員のSNS利用に関するガイドラインの徹底や、内部監査の強化を検討しているとみられる。同行は「お客様の信頼を損なう行為であり、深く反省している」とコメントした。
使用されたアプリ「BeReal.」の特徴
今回問題となったアプリ「BeReal.」は、スマートフォンの正面と背面のカメラで同時に撮影した画像を投稿するSNSだ。利用者には1日1回、不特定の時間に通知が届き、2分以内に画像を撮影して投稿することが求められる。この仕組みにより、より自然で加工のない日常の瞬間を共有することが目的とされているが、今回のような業務中の不適切な投稿を誘発する可能性も指摘されている。
関連するSNS問題と今後の課題
近年、SNSを通じた情報漏洩や不適切投稿が相次いでおり、企業や組織は従業員のSNS利用に関する教育を強化する必要に迫られている。特に金融機関では、顧客情報の取り扱いが厳格に求められるため、今回の事態は業界全体に警鐘を鳴らすものとなった。専門家は「SNSの利用ルールを明確にし、定期的な研修を実施することが重要だ」と指摘している。



