愛知県安城市福釜町のマンションで女性2人の遺体が見つかった事件で、名古屋地検岡崎支部は1日、殺人容疑で逮捕された中村孝一容疑者(55)の鑑定留置を開始した。期間は8月7日までで、刑事責任能力の有無などが詳しく調べられる。
事件の概要
逮捕容疑によると、中村容疑者は4月11日午後10時ごろ、自宅で会社員の妻(56)と高校生の長女(17)の首を包丁で突き刺すなどして殺害したとされる。事件後、中村容疑者は同13日に「妻と娘を殺した」と自ら110番通報。県警の調べに対し、「(自分の)持病があり、治療費などで将来を悲観した」との趣旨の供述をしていた。
今後の捜査
鑑定留置では、中村容疑者の精神状態や犯行当時の責任能力の有無が専門医によって評価される。名古屋地検岡崎支部は、鑑定結果を踏まえて起訴するかどうかを判断する見通し。事件の背景には経済的な不安があったとみられ、捜査当局は動機の詳細をさらに追及する。



