ロシア人監督、オスカー像を紛失 ニューヨークで機内持ち込み拒否される
ロシア人監督、オスカー像を紛失 NYで機内持ち込み拒否

今年の米アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞したロシア人監督パベル・タランキンさんが、米国からドイツへの空路移動中にオスカー像を紛失したことが明らかになった。米メディアが4月30日に報じたところによると、タランキンさんはニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で、受賞したオスカー像を機内に持ち込もうとしたが、保安検査場の職員に「武器として使用される可能性がある」として拒否された。

やむを得ず像を箱に入れ、貨物室に預けて輸送することになったが、到着先のドイツ・フランクフルト空港で像がないことに気付いた。運航会社のルフトハンザ航空が現在、行方を捜しているという。

作品の内容と監督の背景

タランキンさんは元学校職員で、ロシアによるウクライナ侵攻開始後に強化された愛国教育の現場を批判的に記録したドキュメンタリー作品『名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で』でアカデミー賞を受賞した。同作品はロシア国内の教育現場における愛国主義の強制を描き、国際的な注目を集めた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

共同監督の疑問

作品の共同監督で米国出身のデビッド・ボレンスタインさんは、自身のインスタグラムに「オスカー像を預け荷物として扱われた事例は一件も見つからなかった。もし有名な俳優だったら、あるいは流ちょうな英語を話す人だったら、同じ扱いを受けただろうか」と投稿し、今回の対応に疑問を呈した。

オスカー像はアカデミー賞の象徴であり、受賞者にとって非常に貴重なものである。今回の紛失事件は、空港の保安手続きと貴重品の取り扱いに関する議論を呼んでいる。ルフトハンザ航空は捜索を続けており、タランキン監督の元に像が無事戻ることを願う声が多く寄せられている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ