北海道旭川市の旭山動物園で、男性職員が妻の遺体を遺棄した疑いで北海道警から任意の事情聴取を受けている問題で、28日に今津寛介市長が臨時記者会見を開いた。今津氏は一連の事態を謝罪した上で、市民や動物園ファンに向けて「大変身勝手かもしれませんが、最後に一言お話をさせていただきたい」と述べ、動物たちは事件とは無関係であると強調した。
市長の謝罪と説明
今津市長は冒頭、「本市職員が警察の事情聴取を受けるという重大な事態が発生し、市民の皆様ならびに全国の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことに対し、改めて心から深くおわびを申し上げます」と謝罪した。その上で、事件の詳細については捜査中であるとして言及を控えつつ、動物園の運営に対する影響を懸念する声に応える形で、最後に思いを述べた。
「動物たちは無関係」と訴え
今津氏は「この事件で、旭山動物園で暮らす動物たちが何らかの形で関与しているかのような印象を持たれることがあってはならない」と強調。「動物たちは全く無関係です。彼らは日々、飼育員の献身的なケアのもとで平穏に過ごしています。どうか動物たちに温かい目を向け続けてほしい」と、市民や動物園ファンに理解を求めた。
また、今津氏は「園の再開に向けて努力しているが、警察の捜査に全面的に協力し、真相解明を待つ必要がある」と述べ、開園延期の判断について「心苦しい決断だった」と説明した。旭山動物園は当初4月30日に開園予定だったが、警察の捜索により5月1日に延期されている。
事件の経緯
旭山動物園の40代男性職員は、妻の遺体を園内の焼却炉に遺棄した疑いが持たれており、北海道警が任意で事情を聴いている。職員は容疑を否認しているとみられる。園内では警察による捜索が行われ、動物たちの展示や飼育活動にも影響が出ている。
旭川市は、事態の重さを受け、今津市長自らが記者会見を開き、経緯を説明するとともに、再発防止策を講じる方針を示した。



