産地偽装で鹿児島の畜産加工会社を捜索、ふるさと納税返礼品にも使用
産地偽装で鹿児島の畜産加工会社を捜索

鹿児島県警は26日、ふるさと納税の返礼品にも採用された牛肉の産地などを正しく表示しなかったとして、指宿市の畜産加工会社「水迫畜産」の鹿児島市の加工施設などに食品表示法違反の疑いで家宅捜索に入った。同社をめぐっては農林水産省が3月に延べ27トンの牛肉不適正表示を発表し、表示の是正や原因究明などを指示・勧告していた。

捜索の概要

捜査関係者によると、26日午前11時半ごろから、同社の鹿児島市の加工施設のほか、指宿市の事務所などに計約40人が捜索に入った。警察は押収物の分析を進め、食品表示法違反の疑いで実態解明を進める方針だ。

不適正表示の内容

農水省の3月10日の発表によると、水迫畜産は2023年1月から24年1月までの間に販売した黒毛和牛と表示した牛肉に、褐毛(あかげ)などの肉専用種や交雑種、ホルスタインの肉が計約1トン含まれていたほか、沖縄県産や宮崎県産の計約3.5トンの肉を「鹿児島県産」と表示していた。また、約22.5トンの肉について、複数の牛の肉なのに1頭の個体識別番号だけを表示する牛トレーサビリティー法違反も確認された。

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返礼品への影響

同社の牛肉は鹿児島市や南九州市など複数の自治体でふるさと納税の返礼品として採用されており、不適正表示が発覚したことで、各自治体は対応に追われている。農水省は3月の発表で、同社に対して表示の是正や再発防止策の徹底を指示していたが、今回の捜索に至った経緯には、改善が不十分だった可能性が指摘されている。

鹿児島県警は、食品表示法違反の疑いで捜査を進めるとともに、同社の経営実態や管理体制についても解明を進める方針だ。

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