エルサレムで4日、性的少数者(LGBT)の権利擁護を訴える「プライド・マーチ」が開かれ、数千人が国会付近を行進した。この行進は今年で24回目を迎え、イスラエルが中東諸国の中でも性的少数者の権利が比較的守られていることを誇るイベントとなっている。
行進の様子と参加者の声
参加者たちは虹色のマントを身にまとい、太鼓を打ち鳴らしながら行進した。主催者のハダス・ブルメンダル代表は「この行進は単なる抗議ではなく、私たちがどのような社会に住みたいかを示す宣言だ」と語った。
厳戒態勢の中での開催
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地があるエルサレムは保守的で宗教色が強い都市だ。2015年にはユダヤ教超正統派の男が行進に乱入し、ナイフで16歳の少女を殺害、5人が負傷する事件があった。今年の行進でも警察は2000人を動員し、柵で囲んで厳戒態勢を敷いた。
ガザ紛争をめぐる抗議の声
イスラエルはパレスチナ自治区ガザやレバノンで戦闘を続け、ヨルダン川西岸では入植者によるパレスチナ人集落への襲撃が相次いでいる。左派の反占領団体「フリー・エルサレム」は「性的少数者の権利をアピールすることで別の問題を隠そうとしている」と批判。この日は同団体の参加者たちが「占領に反対」「ガザでの虐殺をやめろ」と叫びながら行進した。



