北海道江別市で2024年、千歳市の大学生だった長谷知哉さん(当時20歳)が集団暴行を受け死亡した事件で、強盗致死罪などに問われている無職の川村葉音被告(21)の裁判員裁判が5日、札幌地裁(高杉昌希裁判長)で開かれました。検察側は論告で、「事件に至る原因を作り出した責任は重い」として無期懲役を求刑しました。一方、弁護側は情状酌量を求めて結審し、判決は25日に言い渡されます。
検察側の主張:川村被告が事件発端を作る
検察側は論告で、川村被告が友人の八木原亜麻被告(21)と長谷さんとの交際トラブルを知り、腹を立てて仲間に知らせたことが事件の発端だったと指摘しました。さらに、川村被告は自発的に暴行に加わり、金品を要求するなど、「重要な役割を果たした」と述べました。検察は、被告の行為が事件全体に与えた影響の大きさを強調し、無期懲役が相当だと結論付けました。
弁護側の反論:関与は従属的
一方、弁護側は、川村被告が長谷さんの胸を踏むなどの暴行行為を行ったものの、その関与の程度は従属的であったと主張しました。弁護側は、被告が他の共犯者に比べて主導的な立場になかったとして、懲役13年が相当と主張し、情状酌量を求めました。
事件は2024年に発生し、長谷さんが複数の人物から暴行を受け死亡したもので、川村被告を含む数名が逮捕・起訴されました。裁判では、被告の役割や責任の程度が争点となっています。次回の公判で判決が言い渡される予定で、注目が集まっています。



