国際原子力機関(IAEA)は30日、東京電力福島第一原発の処理水海洋放出計画について、安全性を確認する報告書を公表した。報告書では、処理水に含まれるトリチウム濃度は放出基準値以下であり、環境や人体への影響は無視できるレベルだと評価している。
IAEAの評価内容
IAEAは2023年8月の放出開始以降、現地調査やデータ分析を実施。報告書では、東京電力のモニタリング計画や放出管理が国際安全基準に適合していると結論づけた。また、周辺海域のトリチウム濃度は測定限界値未満で、海洋生物への影響も確認されていないとしている。
今後の対応
経済産業省は、IAEAの報告書を踏まえ、引き続き安全性の確保に万全を期す方針。東京電力は、放出作業を順調に進めるとともに、透明性の高い情報公開を継続するとしている。一方、漁業関係者からは風評被害を懸念する声も上がっており、政府は対策を強化する考え。



