トランプ米大統領は30日、中国との関税交渉において、強硬な姿勢を維持し、さらなる圧力をかける方針を明らかにした。ホワイトハウスでの記者会見で、トランプ氏は「中国は我々の要求を満たしていない。追加関税を発動する準備はできている」と述べ、今後の米中首脳会談を前に中国側に譲歩を迫る姿勢を鮮明にした。
追加関税の可能性
トランプ氏は、中国からの輸入品に対する追加関税の第4弾として、最大3000億ドル相当の製品に関税率25%を課す可能性に言及。これまでに2500億ドル相当の中国製品に関税を課しており、さらなる拡大は米中貿易摩擦の深刻化につながると懸念される。
米中首脳会談の行方
両国首脳は6月に開催される主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で会談する見通し。トランプ氏は「中国が真剣に交渉するなら、合意に達する可能性はある」としながらも、現時点では中国側の対応に不満を示した。中国商務省は「一方的な圧力には屈しない」と反発しており、会談の行方は不透明だ。
専門家は、関税の応酬が世界経済に悪影響を及ぼすと警告。国際通貨基金(IMF)は、貿易摩擦の激化で世界のGDPが2020年までに0.5%押し下げられる可能性があると試算している。



