米国務省は28日、米国の建国250年を記念し、表紙の内側にトランプ大統領の大きな肖像画を入れた限定版のパスポート(旅券)を発行する計画を明らかにした。サンプル案では、険しい表情のトランプ氏の肖像画が独立宣言の文言と米国旗に囲まれている。さらに、トランプ氏の金色の署名も添えられている。
現職大統領の肖像画掲載は初
AP通信によると、米国のパスポートに現職大統領の肖像画を掲載するのは今回が初めてとなる。これまでのパスポートには、独立記念日や自由の女神像などの国家的シンボルが採用されてきた。
発行対象と数量
この限定版パスポートは、7月4日の独立記念日前後に首都ワシントンのパスポート事務所で申請した人が対象となる。発行予定数は約3万冊で、通常のデザインを希望する場合は、オンラインか別の事務所で申請する必要がある。
国務省のピゴット報道官はX(旧ツイッター)で「歴史的な機会を記念し、特別なデザインの限定版パスポートを発行する準備を進めている」と説明した。
トランプ氏の名前を冠する動き
米国では昨年1月の第2次トランプ政権発足後、主要施設などにトランプ氏の名前を冠する動きが相次いでいる。今回の限定版パスポートもその一環とみられ、トランプ政権の象徴的な施策として注目を集めている。
なお、このパスポートは通常の旅券として有効だが、特別なデザインであるため、コレクターアイテムとしても価値が高まる可能性がある。国務省は、申請方法や詳細なスケジュールを後日発表する予定だ。



