旧村上ファンドを率いた村上世彰氏の長女である野村絢氏が、テレビ朝日ホールディングス(HD)の株式を1.86%取得し、大株主になったことが4日、明らかになった。野村氏はテレビ朝日HDに対し、資本効率の改善などを求める可能性がある。
保有株の詳細
テレビ朝日HDが今月26日の定時株主総会に向けて開示した招集通知によると、野村氏の保有株数は195万2100株で、朝日新聞社(20.21%)、東映(17.70%)に次ぎ、第8位の大株主に浮上した。昨年9月時点では上位10位以内に入っていなかったことから、最近の買い増しが明らかになった。
フジ・メディアHDへの関与
野村氏はフジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングス(HD)の株式も、今年3月時点で2.37%保有している。昨年12月にはフジに対して不動産事業の分離・売却を求め、応じない場合は保有比率を33.3%まで引き上げると迫った。フジはこの要求を受け入れ、今年2月に不動産事業の分離・売却の検討開始を発表している。
今回のテレビ朝日HDへの株式取得も、同様のアクティビスト的な動きと見られ、今後の株主提案や経営への関与が注目される。



