高市首相は4日、自民党の鈴木幹事長に対し、衆議院議員定数(465)を比例代表選出の議席のみで1割削減する案について、党内の意見を集約するよう指示した。同日、党政治制度改革本部の総会で鈴木氏が明らかにした。
首相の指示内容
鈴木氏は総会の冒頭で、1日に首相と面会した際に「今国会で1割を目標に定数削減を目指す。削減は比例代表で行うよう党内の意見をまとめてほしい」と指示されたと説明した。その上で、小選挙区を削減すると「地方の声が届かなくなる」と指摘し、「比例で45議席を削減することで議論してほしい」と呼びかけた。
背景と経緯
自民党と日本維新の会は連立政権合意書で、衆院議員定数の1割削減を目標に掲げている。昨年12月には、1年以内に結論が得られない場合に小選挙区25、比例選20を自動的に削減する法案を提出したが、審議入りせず、衆院解散で廃案となった。維新は衆院選後、「比例の議席のみを削減するべきだ」と主張しており、今回の首相指示はこの主張を踏まえたものとみられる。
鈴木氏は総会で、比例削減による定数削減案について党内の意見を広く聞き、早期に結論を出すよう求めた。今後の議論では、削減対象となる比例区の具体的なブロック配分や、選挙制度全体の見直しなども焦点となる見通しだ。



