クスリのアオキ、買収防衛策を正当化 投資ファンドに反論し株主の検討時間を強調
クスリのアオキ、買収防衛策を正当化 投資ファンドに反論

クスリのアオキホールディングスは、2026年2月16日に発表した声明において、17日に開催される臨時株主総会で諮る買収防衛策の正当性を強く訴えました。同社は、この措置が「大量株式取得に関わる提案を、株主が正確な情報と十分な時間のもとで検討するために定めた」と説明し、株主の利益保護を最優先に掲げています。

投資ファンドへの反論と事業支配の防止

この声明は、大株主である香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが、2月5日に買収防衛策に反対するよう株主に呼びかけた声明に対する反論として位置づけられています。オアシス・マネジメントは「少数株主の利益がない」と主張していましたが、アオキはこれに真っ向から異を唱えました。

さらに、アオキはイオンを念頭に置き、「一方的に当社株式を買い増し、グループ会社にしようとする株主も存在する」と指摘しました。買収防衛策は、こうした「不適切な者によって当社の事業方針が支配されることを防止する」ために導入されたものであり、企業の独立性と長期的な成長戦略を守る意義を強調しています。

イオンとの提携解消と信頼関係の毀損

背景には、アオキとイオンが2026年1月に資本業務提携の解消を発表したことがあります。アオキは、17日の臨時株主総会で提携解消の理由について詳細を説明し、「イオンが事前の同意なしに当社の株式を買い増し、信頼関係を毀損した」と主張しました。この出来事が、買収防衛策の導入をより緊急な課題として浮き彫りにしています。

アオキの声明は、株主に対して冷静な判断を促すとともに、企業統治の強化と透明性の確保をアピールする内容となっています。今後の株主総会での議論が、同社の経営戦略と株主価値にどのような影響を与えるか、注目が集まっています。