高市首相、ナフサ供給「年を越えて確保できる見込み」と表明 中東情勢緊迫で
高市首相、ナフサ供給「年を越えて確保できる見込み」

高市早苗首相は30日、中東情勢に関する関係閣僚会議で、ナフサ供給について「これまで半年以上とお伝えしてきたが、年を越えて確保できる見込みとなった」と述べた。ナフサは石油化学製品の原料であり、イラン情勢の緊迫化に伴い供給不安が高まっていた。

ナフサ供給の見通し上方修正

首相は会議で、政府としてナフサの安定供給に向けた取り組みを強化していると説明。従来は「半年以上」としていた供給可能期間を、年を越えるまで延長できる見通しを示した。これは、中東からの輸入ルートの多様化や国内在庫の積み増しが功を奏したとみられる。

背景と影響

ナフサはプラスチックや合成繊維、洗剤、タイヤなど幅広い製品の原料となる。中東情勢の緊迫でイラン周辺のホルムズ海峡の封鎖リスクが高まり、日本へのナフサ輸入量は4割減少。経済産業省の発表によれば、ナフサ由来製品の国内在庫は1割減り、1.8カ月分にまで落ち込んでいた。こうした中、首相の発言は企業や消費者の不安を和らげる狙いがある。

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今後の課題

しかし、専門家からは「仮に明日紛争が収束しても、サプライチェーンの再構築には時間がかかる」との指摘も。政府は引き続き、ナフサの安定調達と備蓄強化を進める方針で、関係閣僚会議では代替燃料の開発やエネルギー源の多様化も議論された。

首相は「国民生活や経済活動への影響を最小限に抑えるため、あらゆる手段を講じる」と強調し、今後の状況注視を続ける考えを示した。

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