経営再建中の日産自動車は27日、2026年3月期決算の業績予想を上方修正し、本業のもうけを示す営業損益が500億円の黒字になる見通しだと発表した。2月時点では600億円の赤字を見込んでいたが、米国の排ガス規制の撤廃などにより、想定していた費用の圧縮につながったという。
業績予想の詳細
最終的なもうけを示す純損益は赤字幅が従来予想から1千億円縮小し、5500億円の赤字になると見込んだ。売上高も従来予想から1千億円引き上げ、12兆円になる見通しを示した。
背景要因
米トランプ政権が温室効果ガスの危険性認定を取り消し、自動車の排出規制の撤廃を決めたことを受け、規制対応のために準備していた資金を取り崩したことで利益が押し上げられるという。また想定より円安が進行し、外貨建ての収益が膨らんだことも追い風となった。
再建計画の一環として取り組むコスト削減策も寄与しており、日産は今後も収益改善を目指す。



