北九州市の歴史を今に伝える小倉城(小倉北区)で、甲冑を身にまとい演舞を披露したり、観光客らと触れ合ったりしている小倉城武将隊が、今年2月に累計入城者が1000万人を達成した記念として、初の劇場公演を7月11日に北九州芸術劇場(同)で行う。メンバーは「地域の方々に小倉の歴史を身近に感じてもらいたい」と意気込んでいる。
初の劇場公演を前に意気込む武将隊
武将隊は、北九州の歴史に気軽に触れてもらうことを目的に2022年に結成され、市内の役者ら18人が参加している。普段は天守閣前の広場で活動し、観光客らをもてなしている。
演劇作品はこれまで5話制作し、小倉藩が誕生に至るまでの道のりから、幕末の長州征伐で長州軍を相手に奮戦するまでを描き、天守閣前広場で演じてきた。初の劇場公演では、この中から作品「小倉城ものがたり 序章~細川忠興列伝~」(約90分)を披露する。関ヶ原の戦いを前に、細川忠興の妻ガラシャが自害に追い込まれた悲劇から、忠興が東軍に参戦した恩賞として徳川家康から豊前国などを与えられ、小倉の藩祖となり、小倉城築城に至るまでを描く。劇場ならではの音響や映像を用いた演出も織り込むという。
武将隊は5月下旬、天守閣前で記者会見を開き、脚本・演出を担当した忠興役の大神拓哉さん(42)は「歴史を単なる知識ではなく、体験として知ってもらいたい。時代の流れとともに、忠興を取り巻く人物たちの群像劇をみてほしい」と呼びかけた。地域教育活動として、小中高生1200人を無料招待する無料公演も行うという。
公演概要
本公演は7月11日午後2時開演。23歳以上5000円~など(当日500円高)。問い合わせは小倉城総合事務所(093・561・1210)へ。



