福島県は2025年度の県内観光客数が延べ1億2000万人に達し、過去最高を記録したと発表しました。これは前年度比で約8%の増加となり、東日本大震災からの復興の進展や新たな観光施策が奏功した形です。
復興の進展が観光回復を牽引
福島県観光交流局によると、2025年度の観光客数は震災前の水準を超え、過去最多を更新しました。特に、浜通り地域の復興が進み、浪江町や双葉町などでの新たな観光スポットの開設が集客に貢献しています。また、2025年に開催された「ふくしま復興フェア」などのイベントも観光客増加に寄与しました。
新たな観光施策の効果
県は2024年度から「ふくしま観光キャンペーン」を展開し、SNSを活用した情報発信や宿泊助成制度を導入。これにより、若年層や家族連れの来訪が増加しました。特に、会津地方の歴史的な街並みや自然景観が人気を集め、外国人観光客も前年比で約15%増加しました。
- 延べ観光客数:1億2000万人(過去最高)
- 前年度比:約8%増
- 外国人観光客:前年比約15%増
今後の展望
福島県は2026年度も観光振興を継続し、さらなる集客を目指します。特に、2027年に予定される「ふくしま国際芸術祭」の開催を見据え、インバウンド需要の取り込みを強化する方針です。また、地域ごとの特色を生かした観光ルートの開発や、交通アクセスの改善にも取り組むとしています。
県観光交流局の担当者は「観光客数の増加は復興の象徴であり、今後も持続可能な観光地づくりを進めていきたい」とコメントしています。



