棋聖戦50期開幕局がハワイで開催、囲碁熱高い現地で日米交流も実現
日本囲碁界の新年最初のタイトル戦として知られる読売新聞社主催の棋聖戦が、節目の50期を迎えました。記念すべき開幕局は、常夏のハワイを舞台に開催され、青い海と空が広がる特別な環境で幕を開けました。この対局は、囲碁熱が高いハワイ州からの誘致と日本航空の協賛により実現し、ホノルルの「プリンス ワイキキ」を会場に、窓の外には太陽の光を受けて輝く海が広がる、これまでにない雰囲気の中で行われました。
プレミアム観戦ツアーで初日のミッションは「寝ないこと」
今回のハワイ対局には、女流棋士の安田明夏初段が、新宿囲碁サロンの藤森稔樹さんと共に「プレミアム観戦ツアー」に同行しました。計13人の参加者と共に、観光と囲碁三昧の数日間を過ごしました。初日のミッションは「時差ボケ解消のために寝ないこと」で、到着後すぐにバスで観光へ出発。美しい空や南国の木々を眺めながら、初めてのハワイを肌で感じる時間となりました。特に、「この木なんの木 気になる木」のCMでおなじみの木やカメハメハ大王像前での記念撮影など、初日の模様は読売新聞オンラインの写真特集で詳しく紹介されています。
前夜祭と対局で囲碁を通じたご縁を実感
2日目の夜には、在ホノルル日本国総領事館で前夜祭が開催され、現地の方々から温かく迎えられました。両対局者も最後まで参加し、ツアー参加者にとって忘れられないぜいたくなひとときとなり、囲碁を通じて生まれるご縁の尊さを改めて実感しました。対局では、ハワイの正装であるアロハシャツを身にまとった芝野虎丸十段と一力遼棋聖が盤を挟み、初日は芝野十段が快調に打ち進めましたが、2日目に一力棋聖が形勢を大きく傾け、そのまま第1局を制しました。両者とも時差や環境の違いを感じさせない大熱戦でした。
指導碁や大盤解説会で日米交流が深まる
ツアー中には、指導碁や大盤解説会も行われ、プレミアムツアーの参加者と現地の囲碁ファンによる日米交流対局が実現しました。言葉や文化が違っても、囲碁への思いは共通しており、その熱意に刺激を受けたと安田初段は語ります。あっという間の6日間でしたが、大変貴重で充実した時間となりました。最後に、このような機会を与えてくださった読売新聞社をはじめ、関係者の皆様に心より感謝が述べられています。
安田明夏初段は、日本棋院関西総本部所属で、兵庫県出身の23歳。堀田陽三九段門下で2021年度に入段し、NHK・Eテレ「囲碁フォーカス」やNHK杯テレビ囲碁トーナメントの司会を務めるなど、活躍を続けています。棋聖戦の最新ニュースは、読売新聞オンラインで随時更新されています。