ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックのアルペンスキー男子回転座位で銅メダルを獲得した鈴木猛史選手(38)=カヤバ、猪苗代高卒=は4日、母校である福島県猪苗代町の猪苗代中学校で講演を行い、失敗を恐れずに挑戦することの大切さを生徒たちに語りかけました。この講演は町の主催で実施されました。
「あきらめない心、支え合う力」をテーマに
鈴木選手は「あきらめない心、支え合う力~6度のパラリンピックに挑んで」と題して講演。同町出身で、翁島小学校2年生の時に交通事故で両脚を切断し、車いす生活となりました。腕を使って階段を上るなど苦労もありましたが、「友達が特別扱いせずに接してくれた」ことで楽しく生活を送れたと振り返りました。
競技を始めたきっかけは長野パラリンピック
競技を始めるきっかけとなったのは、1998年の長野冬季パラリンピックの映像を見たこと。「果敢に滑る選手を見て格好いいと思った。金メダルを手にする選手のように、自分もあの色のメダルが欲しいという夢を持った」と当時を振り返りました。
ミラノ・コルティナ大会でのプレッシャー
6大会連続のパラリンピック出場となったミラノ・コルティナ大会については、「ソチ大会以来、メダルが取れていなかった。それだけに押しつぶされそうなくらいのプレッシャーだった」と述べ、羽田空港に向かう車の中で涙を流したことを明かしました。
生徒へのメッセージ
3大会ぶりのメダルを手にした鈴木選手は、「失敗しても大丈夫という気持ちを持つことが大切。苦手なことでも挑戦してほしい」と強調。また、応援が大きな支えになったとして、「支えてくれる人が最後の一押しになる。人との出会いを大切にしてほしい」と生徒たちに語りかけました。



