祇園祭の稚児が決定、長谷航太郎さんが大役に挑む
京都の夏を彩る祇園祭で、最大の見せ場である山鉾巡行の先頭を飾る長刀鉾に乗る稚児が決定した。長刀鉾保存会は5日、今年の稚児にノートルダム学院小学校3年生の長谷航太郎さん(8)を選出したと発表した。
長谷さんは京都市内で開かれた記者会見に出席し、「うれしい気持ちでいっぱいです。しめ縄切りを頑張りたい」と抱負を語り、力強い決意を示した。
大役の内容と歴史
稚児の主な役割は、7月17日に行われる前祭の山鉾巡行において、京都市中心部の四条通に張られたしめ縄を太刀で切るという重要な任務である。この儀式は祇園祭のハイライトの一つであり、無事に切ることで祭の成功を祈願する。
長谷さんは、不動産開発などを手がける長谷ビルの社長・拓治郎さん(46)の長男。会見には、約70年前に同じく稚児を務めた祖父の幹雄さん(78)も同席し、「元気にお務めに励んでほしい」と孫にエールを送った。祖父の経験が語り継がれる中、長谷家の伝統が引き継がれる形となった。
補佐役も決定
また、稚児の補佐役である禿(かむろ)には、長谷さんのいとこで同じくノートルダム学院小学校4年生の長谷恭佑さん(9)と、同4年生の築地啓太さん(9)が選ばれた。3人はともに祭の成功に向けて力を合わせる。
祇園祭は日本三大祭の一つに数えられ、毎年多くの観光客が訪れる。今年も7月の巡行に向けて、準備が本格化している。



