栃木県佐野市富士町の唐沢山神社で、手や口を清める手水(ちょうず)の中に梅雨の花アジサイの切り花を飾った「花手水」が参詣者の人気を集めている。
伝統工芸とアジサイの共演
市が誇る伝統工芸品の天明鋳物で作られた水盤に、青、ピンク、白など鮮やかなアジサイの切り花約50個がぎっしりと敷き詰められている。主に唐沢山に自生するアジサイを使用しており、崇敬者や近所の主婦らが協力して定期的に交換しているという。
京都から広まった習慣
花手水は京都の寺社から広まったとされ、同神社では8年前からこの取り組みを続けている。交流サイト(SNS)で知り、初めて訪れたという仕事仲間の谷中陽花里(ひかり)さん(30)=群馬県高崎市=と大貫真樹さん(36)=真岡市=は「色合いがとてもきれい」「大好きな淡い色で幸せな気分になる」と笑顔で話した。
ハート形のアジサイも
佐野由希子宮司は「花手水の中に一つだけハート形のアジサイがあるので見つけてほしい」と呼びかけている。6月末まで楽しめるという。(梅村武史)



