カーリング女子韓国戦、ハーフタイム後の明暗分かつ 両角友佑氏が氷の読み解き解説
カーリング韓国戦、ハーフタイム後の明暗 両角氏解説

カーリング女子日本代表、韓国戦で5-7の敗戦 ハーフタイム後の対応が明暗を分ける

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのカーリング競技は2月15日、女子1次リーグが行われ、日本代表フォルティウスは韓国代表に5対7で敗れました。この試合の戦いぶりと、日本チームが苦戦する理由について、平昌五輪男子日本代表のスキップを務めた両角友佑氏が詳細な解説を提供しました。

試合の流れを決定づけたハーフタイム後の氷の状態

両角氏によれば、日本が試合後半に流れを失った最大の要因は、ハーフタイム明けのアイスの読みにありました。通常、第5エンド後の5分間のハーフタイムを挟むと、氷は重くなり、石が止まりやすくなる傾向があります。

しかし、この日の第6エンドでは、両チームともに狙った位置に石を置くドローショットが想定以上に奥へ伸びる現象が発生。思ったより滑りにくくなっていなかったことが推測されます。

韓国チームの素早い順応と日本の苦戦

こうした状況下で、韓国チームは素早く氷の状態に順応しました。具体的には、サード選手の2投目でリリース直後からスイープをかけ、思い通りの場所に石を置くことに成功。氷の変化に対する適応の速さが光りました。

一方、日本チームはこの変化に対応しきれず、石のコントロールに苦労する場面が目立ちました。両角氏は「韓国がハーフタイム後の氷の状態をいち早く読み取り、的確な対応を見せたことが勝敗の分岐点となった」と分析しています。

今大会における日本チームの課題

この試合を通じて、日本代表フォルティウスが今大会で苦戦する理由が浮き彫りになりました。両角氏は以下の点を指摘しています。

  • 変化する氷の状態に対する即時の読み取り能力
  • ハーフタイムなどの中断時間を挟んだ後のメンタル調整
  • 国際大会における経験値の差が状況判断に影響

特に、韓国戦では粘り強さに自信を見せる場面もあったものの、決定的な場面での判断力に課題が残る結果となりました。

両角氏は「オリンピックという大舞台では、わずかな氷の変化が勝敗を左右する。日本チームには、こうした細かい状況判断を積み重ね、国際経験を蓄積していくことが求められる」と総括しています。

ミラノ・コルティナ五輪のカーリング競技は今後も熱戦が続き、日本代表のさらなる奮闘が期待されます。