ミラノ・コルティナ五輪で日本が銅メダル、スケート女子団体追い抜きで3大会連続表彰台
2026年ミラノ・コルティナオリンピックは17日、スピードスケート女子団体追い抜き競技が行われ、日本チームが見事な銅メダルを獲得しました。この勝利により、日本はこの種目で3大会連続の表彰台に立つ快挙を成し遂げました。
高木美帆の活躍と若手選手の成長
日本チームは高木美帆(TOKIOインカラミ)、野明花菜(立教大学)、佐藤綾乃(ANA)の布陣で3位決定戦に臨み、2分58秒50のタイムで米国を破りました。高木は今大会で1000メートルと500メートルに続く3つ目のメダルを獲得し、通算10個目のメダルとなりました。これにより、夏冬オリンピックを通じた日本選手のメダル獲得数で3位タイに躍進し、自身が持つ日本女子最多記録を更新しました。
準決勝では高木、佐藤、堀川桃香(富士急)の布陣でオランダに敗れましたが、カナダが2連覇を達成しました。一方、男子団体追い抜きでは、佐々木翔夢(明治大学)、山田和哉(ウェルネット)、蟻戸一永(同)の日本チームが8位に終わり、イタリアが金メダルを獲得しました。
若手選手の挑戦と将来への期待
2018年平昌五輪から日本の3大会連続メダル獲得の原動力となった高木は31歳、佐藤は29歳とベテラン選手が中心を担っています。しかし、今大会では若手選手の活躍も注目されました。22歳の堀川桃香は長距離タイプのスケーターとして準決勝に出場し、21歳の野明花菜はスピードと持久力を兼ね備えた中距離型として3位決定戦で重要な役割を果たしました。
特に野明は、メダルがかかる3位決定戦のメンバーに選ばれ、大きな重圧を感じたはずです。レース中には前後を経験豊かな選手にはさまれ、バランスを崩す場面もありましたが、見事に立て直して隊列を乱さずに滑り切りました。この経験は、彼女にとって大きな自信となったことでしょう。
バンクーバー五輪女子団体追い抜き銀メダリストの穂積雅子氏は、自身の経験を振り返りながら、若手選手の成長に期待を寄せています。穂積氏は、2010年バンクーバー大会で当時15歳の高木美帆がチームにいたことを指摘し、出場機会がなくても貴重な経験が後の飛躍につながると強調しました。
日本の将来に向けた財産
今回のメダル獲得は、高木や佐藤といったベテラン選手の活躍に加え、堀川や野明といった若手選手の貢献も大きいものでした。穂積氏は、この成果が日本の将来にとって大きな財産になると述べています。五輪という大舞台で若手選手が経験を積み、チームの主軸を担うメンバーとして成長していくことが期待されます。
日本スケート界は、世代交代を進めながらも高い競争力を維持しており、今後の国際大会でのさらなる活躍が期待されています。ミラノ・コルティナ五輪での銅メダルは、その礎となる重要な一歩となりました。