福島県立高校入試前期選抜の最終倍率が確定、全日制で小名浜海星・海洋が1.50倍でトップ
福島県教育委員会は1月13日、県立高校入試前期選抜における出願先変更の締め切りを終え、最終的な倍率を公表しました。全日制課程では、小名浜海星・海洋が1.50倍と最も高い倍率を記録し、注目を集めています。一方、進学指導拠点校に位置付けられる福島高校は1.07倍、安積高校も1.07倍、会津高校は1.23倍、磐城高校は1.01倍となり、地域ごとの競争率の違いが浮き彫りになりました。
全日制の志願者数と倍率の推移
全日制課程では、65校143学科・コースを対象に、10人が出願を取り消した結果、最終的な志願者数は1万292人となりました。これに基づく倍率は0.92倍で、前年度を0.01ポイント下回り、全体としてやや緩和された傾向が見られます。特色選抜については、出願先変更前と変わらず0.74倍であり、前年度比で0.6ポイント減少しています。定員に達しなかった学科・コースは、出願先変更前から3つ減って99となり、一部で募集不足が続いている状況です。
新設校や職業系学科の倍率動向
新年度に開校する統合校では、船引高校と小野高校が統合した「あぶくま柏鵬(はくほう)」の総合学科が0.51倍、平商業高校と四倉高校が統合した「いわき商業情報」では、4学科のうち流通ビジネスが0.76倍で最も高い倍率を示しました。また、普通科では安積黎明高校が1.40倍でトップとなり、磐城桜が丘高校が1.28倍、福島東高校が1.25倍と続いています。会津高校は1.23倍で4番目に高く、須賀川桐陽高校が1.21倍となりました。
職業系学科では、小名浜海星・海洋の1.50倍に次いで、会津工業高校の機械学科が1.35倍、同校のセラミック化学学科が1.25倍、福島商業高校の会計ビジネス学科が1.23倍と、実践的な教育を求める志願者の関心が高いことがうかがえます。特色選抜では、勿来工業高校の工業化学学科が2.67倍で最高倍率を記録し、平工業高校の土木環境工学科が2.38倍、郡山高校の普通科が2.06倍など、専門性の高いコースで競争が激化しています。
志願者数の増減とその他の課程の状況
志願者数が最も増加したのは郡山高校の探究科で、22人増の89人となりました。一方、最も減少したのは安積黎明高校の普通科で、31人減りました。定時制課程では、6校8学科・コースで志願者が6人減少して254人となり、倍率は0.58倍と出願先変更前から0.01ポイント低下しました。郡山萌世高校の普通科(昼間)が0.98倍で最も高い倍率を示しています。
地元の中学生を優先的に受け入れる連携型選抜は4校8学科・コースで実施され、倍率は出願先変更前と変わらなかったと報告されています。特別支援学校高等部の志願者数は1人減少し、283人となりました。
今後のスケジュールと追検査の実施
前期選抜は3月4日から6日にかけて学力検査や面接などが行われ、同月16日に合格者が発表される予定です。また、志願者が疾病や負傷などを理由にやむを得ず欠席した場合に備え、3月10日と11日の両日に追検査が実施されます。これにより、公平な選考機会が確保される見込みです。