山口県宇部市で74歳男性が自宅で死亡、頭部に10センチの傷が確認される
山口県警察は2月12日夜、同県宇部市に住む無職の男性(74歳)が自宅内で死亡しているのが発見された事件について、司法解剖の結果を発表しました。男性の頭部には、鈍器のようなもので殴られた際にできたとみられる約10センチの傷が確認されました。県警は殺人事件の可能性もあるとみて、詳細な捜査を進めています。
市職員が訪問時に発見、死後約1週間が経過
事件の発端は、定期的に男性宅を訪問している宇部市の職員による発見でした。職員は2月9日午後、男性の自宅を訪れた際、部屋の畳の上で布団が掛けられ、あおむけ状態の男性を見つけ、直ちに110番通報しました。警察の調べによると、男性の死亡からは約1週間が経過しており、発見時にはすでに遺体が変化していたとみられています。
司法解剖の結果、男性の全身には複数の打撲痕が確認され、特に頭部には死亡につながる可能性のある深刻な傷があったことが判明しました。この傷は、鈍器による殴打によって生じたと推定されており、県警は事件性を強く疑っています。
独り暮らしの男性、自宅の鍵はかかっていなかった
男性は独り暮らしをしており、事件当時、自宅の鍵はかかっていなかったことが明らかになりました。現場はJR宇部新川駅から北に約2.3キロ離れた住宅地に位置しており、周辺は比較的静かな環境です。県警は現場周辺の聞き込みや防犯カメラの映像分析などを通じて、事件の詳細な経緯を解明しようとしています。
この事件は、高齢者が独り暮らしをする中で発生した可能性のある凶悪犯罪として、地域社会に大きな衝撃を与えています。県警は、事件の背景や犯行の動機についても調査を進めており、早期の解決を目指しています。また、近隣住民に対しては、不審な人物や物音に注意を払うよう呼びかけています。
宇部市の関係者によると、男性は普段から穏やかな性格で、近所とのトラブルも特になかったとのことです。事件の詳細が明らかになるにつれ、地域の防犯意識の向上や高齢者支援の重要性が改めて浮き彫りになっています。県警は今後も情報提供を呼びかけながら、捜査を継続する方針です。