特別支援学校が生徒名簿を無断開示「トラブル対応で誤認」と謝罪
特別支援学校が生徒名簿を無断開示 謝罪

宮城県にある知的障害などを持つ生徒が通う宮城教育大付属特別支援学校(仙台市青葉区)が昨年7月、生徒の個人情報が記載された名簿を無断で第三者に閲覧させていたことが判明した。同校はこの無断開示が不適切な運用であったと謝罪している。

事案の経緯

同校によると、昨年7月15日、仙台市地下鉄東西線の利用者から電話で、同校の制服を着た男性がひざを当て「どいてください」と言ったとの苦情があった。同様の言動が複数回あるため指導を求める内容だった。来校した相談者に名簿を見せ、生徒を特定し、車内での言動改善を指導・支援したという。

名簿の共有状況

同校は緊急時に備え、電車通学の生徒の顔写真、氏名、学年が載った名簿を宮城県警鉄道警察隊と共有していた。保護者は有事の際の県警による個人情報使用を承諾しているが、第三者への承諾は得ていなかった。

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保護者からの指摘で発覚

事案を保護者に共有した後、保護者からの指摘で無断開示に気づき謝罪した。名簿に掲載されていた約20人の保護者にも経緯を説明し謝罪した。

校長の説明

杉浦誠一郎校長は「トラブルになる前に迅速に当該生徒を特定し、早急に対応するためだった」と説明。「学校も名簿を使用していいと誤認した。無断で見せてしまい申し訳ない」と謝罪した。今後、通学時の問題があれば速やかに保護者と情報共有し対応を協議するとしている。

再発防止策

事案を受け、同校は今年度から顔写真などの個人情報の名簿掲載を任意とし、代わりに制服の写真を県警に共有するなど対応を見直した。また、弁護士を招いて教諭らの研修会を開き、保護者に個人情報を使うケースを説明した。

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