20代女性の日用品に体液を付けた上、使用させたとして、不同意わいせつと建造物侵入、器物損壊の罪に問われた福島市の元警察官の男(37)の初公判が7日、福島地裁(島田環裁判官)で開かれ、男は起訴内容を全面的に認めました。検察側は拘禁刑2年6月を求刑し、即日結審しました。判決公判は15日午前11時45分から予定されています。
被告人質問で動機を説明
被告人質問で、男は動機について「仕事のストレスをため込んでいた。そんな中で仲良くしていた女性に冷たい態度を取られ、腹を立てた」と述べ、犯行に至った経緯を説明しました。
検察と弁護の主張
検察側は論告で「一方的に女性に好意を寄せてストーカー的行為の一環として行われ、悪質」と指摘し、厳しい処罰を求めました。一方、弁護側は女性との間で示談が成立していることなどを考慮し、執行猶予付き判決が妥当と主張しました。
起訴内容の詳細
起訴状などによると、男は昨年10月15日午後6時20分ごろ、福島市内の警察施設に侵入し、警察職員の女性の日用品に体液を付着させて汚した上、体液が付いていることを知らない女性に日用品を使用させるわいせつな行為をしたとされています。
男は元福島署交通1課巡査部長で、事件後、懲戒免職処分を受け、現在は無職です。裁判では、男の責任能力や犯行の計画性なども争点となる可能性がありましたが、被告が罪を認めたことから、量刑が主な焦点となっています。
この事件は、警察官による信頼を損なう行為として社会に衝撃を与えました。地裁は15日の判決で、男の刑事責任をどの程度と判断するか注目されます。



