高市首相、7月上旬にインド訪問へ調整 安保・経済で連携強化
高市首相、7月上旬にインド訪問へ調整 安保・経済で連携強化

高市早苗首相は7月上旬にも、インドを訪問し、モディ首相と首脳会談を行う方向で調整していることが、複数の政府関係者への取材で明らかになった。成長を続けるインドと、安全保障や経済など幅広い分野で連携を強化する狙いがある。

シャトル外交の継続

日本とインドは首脳が相手国を相互訪問する「シャトル外交」を続けており、2025年8月にはモディ首相が訪日していた。今回はインドの地方都市を訪問する案が浮上している。ただ、終盤国会との兼ね合いのほか、7月7~8日にはトルコで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議も予定されており、こうした日程も踏まえて最終判断する。

外交方針の改定

日本は5月に改定した外交方針で、インド太平洋地域の安定に向け、インドとの連携を重視する姿勢を打ち出している。今回の訪問では、具体的な協力案件として、防衛装備品の共同開発や、経済安全保障分野での協力、さらには気候変動対策やデジタル分野での連携が議題に上るとみられる。

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両首脳は、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、日米豪印の枠組み(クアッド)での協力も確認する見通しだ。また、中国の海洋進出を念頭に、法の支配に基づく国際秩序の重要性を強調するものとみられる。

一方で、インドはロシアとの関係も重視しており、ウクライナ情勢を巡る対応などで日本との立場の違いも浮き彫りになる可能性がある。首相は、こうした課題も踏まえつつ、実務レベルでの協力を積み上げる方針だ。

今回の訪問が実現すれば、高市首相にとって就任後初のインド訪問となる。首相はこれまで、東南アジアや欧米諸国を歴訪しており、インドとの関係強化は外交上の優先課題の一つと位置づけている。

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