東京都台東区は7日、区立小学校で実施している「放課後子供教室」において、委託事業者の職員が児童に対して謝罪の方法として土下座を強要する不適切な対応があったことを明らかにした。
事件の経緯
区によると、先月24日の夕方、放課後子供教室の活動中、外遊びで鬼ごっこをしていた児童1人が見守りにあたっていた職員にぶつかった。職員は児童が故意にぶつかってきたと判断し、「謝るときはこうやるんだ」と言いながら自ら校庭にひざをついて土下座のしぐさを見せた。その後、児童にも同様に土下座をするよう促し、児童は土下座をさせられたという。
現場責任者の対応
この様子を目撃した別の職員から報告を受けた現場責任者は、その日のうちに当該職員に対して注意を行った。当該職員はその後の聞き取りに対し、「感情的になって強く謝罪を求めてしまった」と説明したという。
区の対応
しかし、この事態はすぐに区に報告されなかった。先月30日になって、区の児童・青少年育成課に匿名での情報提供があり、区は初めて事態を把握した。区は委託事業者に対し、区への報告がなかったことを注意し、今月6日には職員の行為と報告の遅延について、児童の保護者に謝罪した。
再発防止策
台東区児童・青少年育成課は「このような事態が二度と起きないよう、運営状況に対する確認や報告体制を徹底する」とコメントしている。区は今後、すべての放課後子供教室において、職員の指導方法や報告の仕組みを見直す方針だ。
この事件は、子供への指導方法や事業者のコンプライアンス意識に疑問を投げかけるものとなっている。専門家からは、謝罪の方法として土下座を強要することは子供の尊厳を傷つける行為であり、適切な指導方法の確立が急務との指摘が出ている。



