岐阜県七宗町で66歳女性を死体遺棄容疑で逮捕 母親の遺体を自宅に長期放置か
岐阜県加茂警察署は4月22日、死体遺棄の疑いで七宗町神渕に住む無職の長島喜和子容疑者(66)を現行犯逮捕した。逮捕容疑は、2024年夏頃から同日までに、身元不明の遺体を自宅に放置したとされる。
町役場からの通報で発覚 寝室で遺体を発見
同日午前、七宗町役場から「安否が確認できない高齢女性がいる」との連絡を受けた警察官が、女性宅を訪問した。午後の捜査で、1階寝室のベッドにあおむけに寝かされ、布団を掛けられた状態の遺体を発見した。
遺体には目立った外傷はなかったものの、死後相当な時間が経過していたことが確認された。警察は遺体が長島容疑者の母親である可能性が高いとみて、身元の特定を急いでいる。
介護認定更新を拒否 連絡途絶えていた経緯
七宗町によると、遺体とみられる女性の姿が最後に確認されたのは2023年2月だった。同居していた長島容疑者が介護認定の更新を断り、女性との連絡が途絶えていたという。
町職員は電話や訪問で安否確認を試みていたが、長島容疑者から接触を拒まれ続けていた。このため、約1年以上にわたり女性の状況が把握できない状態が続いていた。
容疑を認める供述 詳細な動機を調査中
加茂署の調べに対し、長島容疑者は死体遺棄の容疑を認めている。しかし、遺体を長期にわたり自宅に放置した具体的な動機や経緯については、詳細な捜査が行われている。
警察は以下の点を中心に調査を進めている:
- 遺体の正確な死亡時期と死因の特定
- 長島容疑者が介護認定更新を拒否した理由
- 約1年間にわたる遺体放置の背景事情
- 地域の見守り体制における課題の検証
この事件は、高齢者の孤立や介護を巡る深刻な問題を浮き彫りにした。地域社会における見守り体制の重要性が改めて問われる事態となっている。



