W杯チケット高騰、決勝戦は最安でも100万円超え
2026年に開催されるサッカーワールドカップ(W杯)北中米3か国大会の観戦チケット価格が高騰し、米国で波紋を広げている。決勝戦の最も安い席でも100万円を超え、人気チームの試合でも高値が相次いでいる。
チケット価格の実態
大会は米国、カナダ、メキシコの16都市で計104試合が行われ、決勝戦は7月19日に実施される。国際サッカー連盟(FIFA)は今大会、需要に応じて価格を変える「ダイナミックプライシング」を採用。チケットはFIFA公式サイトで販売され、転売用のページも設けられている。民間サイトでも売買が行われている。
価格動向をまとめる「チケットデータ」によると、決勝戦の最安値は米東部時間4日午後11時(日本時間5日正午)時点で7256ドル(約116万円)だった。米スポーツ専門局ESPNによると、FIFAの転売サイトでは4月、決勝戦のチケットが1枚約230万ドル(約3億6800万円)で出品されたケースも確認された。
日本戦も高値
日本の1次リーグ3試合も高値となっている。同サイトによると、最安値はオランダ戦が668ドル、チュニジア戦が467ドル、スウェーデン戦が498ドルとなっている。
価格高騰への反発
価格高騰への反発も強まっている。ニューヨーク州とニュージャージー州の司法長官は5月、チケットの価格や販売方法を巡り、FIFAに召喚状を出した。ニューヨーク市のゾーラン・マムダニ市長は、市民向けに1枚50ドルの格安チケット1000枚を抽選販売する対策を打ち出した。
これに対し、FIFAのジャンニ・インファンティノ会長は、1次リーグのチケットの25%は300ドル未満で購入できると説明し、販売方法などに問題はないとの認識を示している。
交通費も高騰
決勝戦会場となるニュージャージー州のスタジアム周辺では、交通費も高騰している。地元交通当局は、試合当日のニューヨーク中心部からスタジアム最寄り駅までの鉄道往復運賃を当初150ドルに設定したが、高すぎるとの批判を受け、98ドルに引き下げた。それでも通常運賃の7倍以上となっている。



