総務省消防庁は12日、今月4日から10日までの1週間において、全国で454人が熱中症により救急搬送されたとする速報値を公表した。この数字は、前年の同時期に記録された256人と比較して顕著な増加を示している。
重症度別の搬送状況
消防庁の発表によると、3週間以上の長期入院が必要とされる重症例は6人確認された。一方、短期間の入院が必要な中等症は157人に上った。幸いにも死亡例は報告されていない。
年齢層別の特徴
搬送された人のうち、65歳以上の高齢者が全体の57.5%を占めており、高齢者の熱中症リスクの高さが浮き彫りとなった。消防庁は特に高齢者に対し、こまめな水分補給や適切なエアコンの使用を強く呼びかけている。
都道府県別の搬送者数
都道府県別で最も搬送者が多かったのは埼玉県で44人。次いで愛知県が34人、宮城県と兵庫県がそれぞれ24人と続いた。これらの地域では特に注意が必要とされる。
消防庁は今後も気温上昇が予想されることから、国民に対して熱中症予防対策を徹底するよう求めている。



