ドコモ定額プラン詐欺事件、被告3人に無罪判決 名古屋地裁
ドコモ定額プラン詐欺事件、被告3人に無罪判決 名古屋地裁

名古屋地方裁判所は2026年5月12日、NTTドコモの定額料金プランを悪用して本来支払うべき料金との差額の支払いを免れたとして、詐欺罪に問われた会社役員高橋和男被告(63)ら男性3人に対し、「犯罪の証明がされていない」として無罪(求刑懲役3~6年)を言い渡した。

このうち男性(55)は、新型コロナウイルス感染症に関する雇用調整助成金を詐取したとする罪にも問われており、地裁はこの件に関して懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡した。

検察の主張と判決の判断

検察側は、3人が他の人物と共謀してドコモの定額料金プランで920回線を契約し、プランが認めていない方法で大量に電話をかけ、本来支払うべき料金との差額の支払いを免れたと主張していた。具体的には、電話をかけた側の業者が受けた側の業者に「アクセスチャージ」と呼ばれる回線使用料を支払う仕組みを悪用していたと指摘。高橋被告と男性(49)は本来払うべき約3億2千万円を、男性(55)は約1300万円を免れたと訴えていた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

これに対し判決は、他の人物がドコモ側に虚偽の説明をして回線契約していたことを、3人が認識していたとする証拠はないと指摘し、故意や共謀の成立を認めなかった。

検察のコメント

名古屋地検の野村安秀次席検事は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントした。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ