兵庫・千丈寺湖の人骨事件から15年、3D顔復元画像で情報提供呼びかけ
千丈寺湖人骨事件15年、3D顔復元で情報提供求める

千丈寺湖の人骨発見から15年、捜査継続で3D顔復元画像を公開

兵庫県三田市小野の千丈寺湖岸で、コンクリートの塊から男性の頭蓋骨が発見されてから、2026年2月14日で15年を迎えました。この節目に、兵庫県警捜査1課と三田署は、JR三田駅前で男性の顔を復元した3次元画像を掲載したチラシ約400枚を配布し、新たな情報提供を呼びかけました。事件の風化を防ぎ、真相解明に向けた取り組みが強化されています。

事件の概要と捜査の現状

頭蓋骨は2011年2月14日に発見され、死体遺棄罪の時効(3年)は成立していますが、県警は何者かが遺体をコンクリートで固めて遺棄した可能性があるとみて、殺人容疑を視野に捜査を続けています。これまでに計233件の情報提供が寄せられましたが、男性の身元は特定されていないままです。

県警によると、男性は当時30歳代後半から40歳代後半と推定され、身長は1メートル45から1メートル65、血液型はAB型でした。また、歯並びが悪く、生まれつき口の中に裂け目がある「口蓋裂」を治療する手術を受けた痕跡が確認されています。これらの特徴は、身元特定の重要な手がかりとなっています。

3次元画像を用いた情報提供の呼びかけ

配布されたチラシには、最新技術を用いて復元された男性の顔の3次元画像が掲載されており、よりリアルな容貌を再現しています。これにより、過去の目撃情報や記憶の喚起が期待されています。三田署の佐藤稔刑事課長は、「事件を風化させてはいけない。ささいなことでも連絡してほしい」と述べ、市民の協力を強く求めました。

情報提供は、三田署(電話番号:079-563-0110)へ直接連絡することができます。県警は、些細な情報でも事件解決につながる可能性があるとして、積極的な通報を呼びかけています。

事件の社会的意義と今後の展望

この事件は、未解決のまま長期間が経過しているにもかかわらず、捜査機関が継続的な努力を重ねている事例として注目されています。3次元顔復元技術の活用は、科学捜査の進歩を示すとともに、地域社会の関心を高める役割を果たしています。事件の真相が明らかになることで、遺族への慰めと社会の安全安心につながることが期待されます。

兵庫県警は、今後も最新技術を駆使した捜査を続け、事件の全容解明を目指す方針です。市民の協力が不可欠な中、情報提供の呼びかけは継続され、事件の風化防止に向けた取り組みが強化されています。