大津署に1200回超の電話、業務妨害容疑で23歳男を逮捕
滋賀県警大津署は4月30日、偽計業務妨害の疑いで、京都市山科区大宅細田町、無職中村駿介容疑者(23)を逮捕した。中村容疑者は、3月2日午後4時40分ごろから4月23日午後3時ごろまでの間、主に自分の携帯電話から大津署に約1200回以上電話をかけ、応対した職員に業務と無関係な話を繰り返し、他の通報電話に出られないようにするなどして業務を妨害した疑いが持たれている。
大津署によると、中村容疑者は「間違いありません。気になることがあるとすぐ連絡してしまう」と容疑を認めているという。また、署員が通話を切ってもすぐに再び電話をかけ、同じ内容を尋ねるなどの行為を繰り返していたとされる。この執拗な電話攻撃により、署の業務に重大な支障が生じたとみられる。
逮捕の経緯と容疑者の背景
大津署は、あまりにも頻繁な電話に不審を感じ、発信元を特定するなどして捜査を進めていた。その結果、中村容疑者が関与していることが判明し、逮捕に至った。中村容疑者は無職で、京都市内に在住している。動機については、現在も詳しく調べているが、容疑者は「気になることがあるとすぐ連絡してしまう」と話しており、何らかの強いこだわりがあった可能性がある。
偽計業務妨害罪は、偽計や威力を用いて人の業務を妨害する行為を処罰するもので、刑法第233条に規定されている。今回のケースでは、無関係な電話を繰り返すことで、警察の緊急通報対応などに支障をきたした点が問題視された。
警察の対応と今後の捜査
大津署は、今回の事件を受けて、電話による業務妨害の防止策を強化する方針だ。また、同様のケースが発生した場合には、早期に発見し厳正に対処するよう呼びかけている。今後は、中村容疑者の動機や背景をさらに詳しく調べるとともに、他の署にも同様の被害がないか確認を進める予定だ。
警察は、緊急通報電話である110番や各署への問い合わせ電話は、本来の目的以外に使用しないよう市民に注意を促している。いたずらや業務妨害目的の電話は、犯罪行為として厳しく取り締まられることになる。



