王毅外相、高市首相の台湾答弁を「戦後初の主権侵害」と厳しく批判
中国の王毅外相は、2026年2月14日にドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議において、演説後の質疑応答で日本の高市首相の台湾有事に関する国会答弁について、「戦後初めて中国の主権を直接侵害した」と改めて強い批判を展開しました。この発言は、昨年11月に行われた高市首相の答弁を直接的に非難するもので、日中関係の緊張を再び浮き彫りにしています。
衆院選後初の公の場での日本非難
王毅外相のこの批判は、2026年2月8日に行われた衆院選挙後、初めて公の場で日本を直接的に非難した事例として注目されています。王氏は、「A級戦犯を祭る神社を参拝する政治家が後を絶たない。日本軍国主義の亡霊が滅んでいない証しだ」と一方的に主張し、靖国神社参拝問題にも言及しました。これにより、中国側が日本の歴史認識や台湾問題に対して、より強硬な姿勢を示していることが明らかになりました。
ミュンヘン安全保障会議は、国際的な安全保障問題を議論する重要な場であり、王毅外相の発言は、中国が台湾を自国の領土の一部と見なす立場を改めて強調するものでした。高市首相の答弁は、台湾有事への対応を巡るもので、中国側はこれを内政干渉と捉え、強い反発を示しています。
この出来事は、日中関係が台湾問題や歴史問題を巡って、今後も緊迫した状況が続く可能性を示唆しています。国際社会では、両国の対話と緊張緩和が求められる中、王毅外相の発言がさらなる摩擦を生む懸念も高まっています。