福岡市中心部の博多駅周辺などを対象とする路上禁煙エリアについて、市議会の主要会派が、公園や広場も加えて全面禁煙とする条例改正案の原案をまとめたことが28日、市議会関係者への取材で明らかになった。
現行条例の経緯と課題
市事業調整担当によると、歩きたばこによるやけど防止を目的に2003年、市路上喫煙規制条例が施行された。東京都千代田区に次いで全国2例目となるこの条例は、特定エリア(博多駅周辺と天神・大名)での歩きたばこや自転車走行中の喫煙を禁止し、違反者には2万円以下の過料を科している。
しかし、施行後も市には特定エリア内での受動喫煙に関する苦情が複数寄せられており、規制強化の必要性が指摘されていた。
改正案の主な内容
市議会関係者によると、主要5会派で構成される「条例研究会」の改正案の原案では、禁煙対象を道路上に加え、公園や広場にも拡大。歩行中や自転車走行中だけでなく、立ち止まっての喫煙も含めて全面禁煙とする方針を示した。また、これまで明記されていなかった加熱式たばこも規制対象に加えた。
一方で、分煙施設の整備や標識設置など、必要な措置を講じることも盛り込まれている。6月の定例市議会への改正案提出を目指しているという。
条例研究会の構成
市議会事務局によると、「条例研究会」は自民党、公明党、市民クラブ、新しい風ふくおか、自民党新福岡の5会派の所属議員からなる。
今回の改正案は、市民の健康被害防止と快適な都市環境の実現を目的としており、可決されれば福岡市の喫煙規制はさらに厳格化されることになる。



