実業家のイーロン・マスク氏が率いる米国の宇宙企業スペースXは3日、近く予定している新規株式公開(IPO)で、約750億ドル(約12兆円)の調達を目指すことを明らかにした。米証券取引委員会(SEC)に関連書類を提出したもので、実現すればIPOとしては史上最大規模となる。
史上最大のIPO計画
SECへの提出書類によると、スペースXは米国のナスダックなどに上場し、1株あたり135ドルで、5億5555万5555株を売り出す計画だ。時価総額は1.77兆ドル(283兆円)となり、3日時点の株価で米国の上場企業と比較すると、アマゾンやブロードコムに次ぎ、7番目の大きさとなる。また、調達額も2019年に上場したサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコを超え、世界最大となる見込みだ。
スペースXの事業内容
スペースXは、マスク氏が2002年に立ち上げ、ロケットの打ち上げや、衛星を使ったインターネット通信、人工知能(AI)などを手がけている。上場で調達する資金は、AI関連の投資などにあてる計画だ。
今回のIPOは、宇宙開発やAI分野におけるスペースXの成長戦略を支える重要な資金調達手段となる。市場関係者からは、同社の技術力や将来性に対する期待が高まっている。



